甲冑工匠 加藤鞆美

【日本伝統工芸甲冑士一号】である加藤鞆美を筆頭に親子三代で技術と信念を代々受け継ぎ、日本の伝統工芸「江戸甲冑」を制作しています。

甲冑工匠加藤鞆美から皆様へ


大切な子へ。
強く健やかに育つよう願いを込めて。
飾って楽しむ伝統工芸。

生まれた男の子が丈夫にたくましく成長するようにと願いを込め、5月5日のこどもの日に「五月人形」と呼ばれる鎧や兜を飾りお祝いするのが「端午の節句」です。

鎧や兜のことを総じて甲冑といい、当時は武将や武士が戦のときに身に纏い、己の命を守りました。
他にも相手に対する威嚇や自分の力を誇示し、存在をアピールするなど重要な役割を担っていました。

お節句飾りとして飾るため鎧兜の大きさを縮小し、その上で本物に出来る限り沿うよう現在の素材、技術、技法を駆使して再現したものが「甲冑工匠加藤鞆美」の鎧兜です。

正面から見ただけでは分からない部分や裏側に至る細部にまで拘って制作しております。

お節句飾りの鎧兜には御守りとしての役割があり、親から子への願いが込められています。なので自分の御守りを生まれてきた子に授けるのは本来あまりよろしくありません。
新しく用意した鎧や兜に、その子への愛情と願いを込め贈りましょう。

五月人形の新たな楽しみ方

今まで五月人形の鎧兜といえば「お節句飾り」「日本特有」「男の子のもの」「子供のもの」という固定概念がありました。
しかしこれからは時期にとらわれず、場所にとらわれず、女の子も、大人も外国の方もみんなが楽しめてわくわくするものを提供したいと私たちは考えます。

そこでオンラインショップ「TOMOMI KATO」をオープンすることに致しました。
「日本の伝統工芸、江戸甲冑をより身近に」をコンセプトに「インテリアとして飾れる鎧兜」や「自分で色や形をカスタマイズ出来るオリジナル鎧兜」などを販売していこうと考えています。

日本を代表する一流の職人が一つ一つ丹精込めてこしらえたワンランク上のインテリア甲冑はいかがでしょうか。

職人紹介

加藤 鞆美 かとう ともみ

受賞歴等

叙勲【瑞宝単光章】授受 令和3年4月29日 
【日本伝統工芸甲冑士一号】
【経済産業大臣指定伝統工芸士】
【東京都知事指定伝統工芸士】
【東京都知事指定優秀技術者賞】
【文京区技能名匠者】
【日本甲冑武具研究保存会評議員】

父、初代一冑の次男として昭和9年に現在の東京都北区滝野川に生まれる。7・8歳の頃より父の仕事、生き方、技術を学び12歳の頃より父の傍らで甲冑製作の一から十までの修行を積んだ。
父・一冑が全国行脚をして集めた資料に対し、再度の裏付けを取り研究を重ねるために博物館、展示会、神社、仏閣に足を運び実物の甲冑に触れる。それにより得たことを糧に構想を練り、現代の素材、技術、技法を取り入れた。縮尺されていても現物の匂いや伝統を崩すことなく製品を作るための努力を日夜続けている。

京都府立文化博物館に納め展示されていた平治物語の絵巻・信西の場の立体復元の鎧武者七分の一縮尺の鎧は今もって製作することの出来る職人は、まだ見当たらないほど精巧に作られている。

令和3年にそれまでの功績を讃え、瑞宝単光章を授与される。

加藤 美次 かとう よしつぐ
《二代目加藤鞆美》

受賞歴等

【経済産業大臣指定伝統工芸士】
【東京都知事指定伝統工芸士】
【東京都青年優秀技能者賞】
【文京区技能名匠者】

都立工芸高校の金属科を卒業後、18歳で甲冑士の世界へ。父・鞆美の下で修行するかたわら、彫金を学ぶなどして技術を身につける。
江戸甲冑の美しさを周知してもらうため、伝統的な形を残しつつ現代の技術や流行りを取り入れ、新商品開発や新たな製作方法を模索しアップデートしている。

加藤 拓実 かとう たくみ
《三代目加藤鞆美》

中学生のころから甲冑士を志し、父・美次と同じ都立工芸高校のアートクラフト科で金工技法を学ぶ。卒業後、祖父と父の下で本格的に甲冑士の修行をはじめ、一流の甲冑士を目指す。祖父、父が築き上げた技術を会得しつつ、新たな風を吹き込もうとオンラインショップの開設、ホームページ制作、Instagramのアカウントを立ち上げるなど日々努力を重ねる。
三代目として加藤鞆美の名を継ぎ活躍中。

江戸甲冑とは

江戸甲冑(えどかっちゅう)とは、国宝や重要文化財などに指定されている実物の古甲冑を参考にし、本物の鎧兜と寸分違わぬ昔ながらの製作技法で作られた甲冑(兜・鎧)です。古甲冑には、美術工芸的にも非常に高度な技術・技法を駆使した作品が多く見られます。

その製造工程は複雑多岐で、金工・漆工・皮革工芸・組紐の技法などあらゆる技術を集大成してつくられています。
工夫・研究を重ね、現在でも実物の技法・意匠を随所に織り込みつくられているものが多く、東京都伝統工芸品に指定されています。

江戸甲冑とは

江戸甲冑(えどかっちゅう)とは、国宝や重要文化財などに指定されている実物の古甲冑を参考にし、本物の鎧兜と寸分違わぬ昔ながらの製作技法で作られた甲冑(兜・鎧)です。古甲冑には、美術工芸的にも非常に高度な技術・技法を駆使した作品が多く見られます。

その製造工程は複雑多岐で、金工・漆工・皮革工芸・組紐の技法などあらゆる技術を集大成してつくられています。
工夫・研究を重ね、現在でも実物の技法・意匠を随所に織り込みつくられているものが多く、東京都伝統工芸品に指定されています。